ポンツァー氏の研究では、1日のカロリー消費量は、誰もが一定の範囲内でやりくりできるように制限されていて、運動を頑張ったらその分カロリー消費量が増えるということは無いことが明らかになりました。
では、ダイエットや健康維持の観点で運動をする意味は無いかというとそうではありません。
運動が身体に良い影響をもたらす可能性が様々な研究で報告されています。
・高齢者は、6分間に360m以上歩ければ、290mも歩けない人に比べて今後10年以内に死亡するリスクが半分以下である。
・3〜6メッツ程度の運動(きびきび歩く、自転車をゆっくり漕ぐなど)は、うつ病の治療に効果的で、脳の認知機能の低下も予防する。
・6メッツ以上の運動(ジョギングやスポーツ活動など)は、心拍数を上げ、血中の一酸化窒素濃度を増加、血管壁の柔軟性を引き上げる。
これら医学的な観点で運動の有効性が指摘されているものから、「腕立て伏せが11回以上できる男性は、出来ない男性よりも心臓まひを起こすリスクが60%以上低い」とするユニークなものまであります✨
運動は、ダイエットに対する直接的な効果は薄いかもしれませんが、長い目で見ればやはりやらない理由が見当たりませんね💪
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